baka-bonkunの日記

本を読めるようになりたい人のために

『猫の怨念(おんねん)』

若い男性が、二人で向かい合って話をしていた。

仲の良い友達なのだろう。笑って、楽しそうだ。


ふと、片方(かたほう)の男が、急に黙り(だまり)こんでしまった。

友人から目をそらし、そわそわしだした。


「どうした?」
友人がきいた。


「そこに…。」
男は友人の後ろを指さしながら、びくびくさえしている。
「そこに…そこに!」

友人はふりかえり、自分の後ろを見た。


男は叫んだ!
「そこに猫がおんねん!」


男は関西生まれで、猫アレルギーだ。

(⌒‐⌒)